実家の片付けで大量に出る家具や家電は、不用品回収業者にまとめて依頼することで一度に片付けられます。自治体の粗大ごみ収集は費用こそ抑えられますが、申し込みから収集まで日数がかかるうえ、一軒家1軒分の量になると何度も申し込みを繰り返す必要が出てきます。不用品回収業者と自治体の粗大ごみ収集には、対応できる量や搬出方法、費用などに次のような違いがあります。
| 比較項目 | 不用品回収業者 | 自治体の粗大ごみ収集 |
|---|---|---|
| 大量の家具・家電 | まとめて依頼しやすい | 品目ごとに申し込みが必要 |
| 搬出作業 | 室内からの搬出を任せられる | 指定場所まで自分で運び出すのが基本 |
| 回収までの早さ | 希望日や即日に対応できる場合がある | 収集日まで日数がかかる場合がある |
| 分別の手間 | 家具や家電などをまとめて相談できる | 品目ごとの処分方法を確認する必要がある |
| 費用 | 自治体より高くなりやすい | 比較的安く処分できる |
| 向いているケース | 実家全体の片付けや大量処分 | 不用品が少なく時間に余裕がある場合 |
大型家具の搬出や高齢の家族だけでは運び出せない事情がある場合も、業者に任せれば分別から搬出まで一括で進められます。ここからは、実家の片付けをどこから始めればよいか、家具や家電の具体的な処分方法、費用を抑えるためのポイントまで順に見ていきます。
目次
実家の片付けに不用品回収は使える?

家具や家電をまとめて整理したいときに利用できる
実家に残された家具や家電を個別に処分先を探すのではなく、一度にまとめて引き取ってもらいたい場合、不用品回収は有効な選択肢になります。品目ごとに自治体のルールを調べたり売却先を探したりする手間がなく、量が多くても一度の依頼で完結させられる点が実家の片付けと相性の良い理由です。
一軒家まるごとの片付けにも対応する業者がある
当社では実際に、4LDKの一軒家に残されていた家具や家電、生活用品をまとめて回収した事例があります。スタッフ4名で作業し、約7時間で2tトラック3台分の不用品を搬出しました。回収した物にはタンス、食器棚、ベッドなどの大型家具12点、冷蔵庫や洗濯機、テレビなどの家電8点のほか、衣類や食器、布団、日用品などが含まれ、作業後は残しておく物と住宅設備を除き室内をほぼ空の状態まで整理しています。このように一軒家1軒分の量であっても、人員とトラックの台数を揃えれば1日で片付けきることが可能です。
大型家具を自分で運び出せない場合にも利用しやすい
タンスや食器棚、ベッドフレームのような大型家具は、一人や二人で運び出そうとすると壁や床を傷つけたり、そもそも玄関から出せなかったりすることがあります。上記の事例のように複数名のスタッフで対応してもらえれば、解体が必要な家具や重量のある家電も安全に搬出できます。
回収できないものもあるため事前確認が必要
不用品回収業者であっても、生ゴミや動物の死骸、ガスボンベやスプレー缶、医療廃棄物など回収できない品目が定められています。実家には物置や倉庫に長年しまわれていた薬品や工具類が残っていることもあるため、依頼前にどの品目が対象外になるかを業者に確認しておくと、当日になって回収してもらえない物が残る事態を避けられます。
実家の片付けは何から始めればいい?

残すもの・手放すものを最初に分ける
実家片付けの作業時間は、荷物を「残す」「手放す」に分ける作業が事前に済んでいるかどうかで大きく変わります。当社が対応した3LDKの事例では、ご家族が作業前に荷物を「残すもの」「売るもの」「処分するもの」の3つに分けており、同程度の間取りと荷物量で通常8時間前後かかる作業が約5時間で完了しました。現場で一つずつ判断する手間が減ったことで、作業時間を約3時間短縮できた事例です。
重要書類や貴重品を先に確認する
長年使われていない家具や収納の中には、通帳や現金、印鑑といった重要な物がそのまま残っていることがあります。当社が対応した別の事例では、長年使われていなかった家具の引き出しを整理していたところ学生時代の通帳が見つかり、当時貯めていた預金が今回の作業費の約8割に相当する金額でそのまま残っていました。処分を進める前に、こうした収納の奥まで確認しておくことが欠かせません。
家具や家電など大きなものは後から整理する
衣類や小物、書類といった細かい物の仕分けを先に済ませておき、タンスやベッドなどの大型家具は最後に判断するほうが効率的です。大型家具は搬出の手配や処分方法の確認に時間がかかるため、細かい荷物の整理と並行して進めるより、後の工程にまとめたほうが混乱を避けられます。
家族で残すものの基準を共有しておく
実家の片付けは一人だけで判断を進めると、後から他の家族が「それは残しておきたかった」と食い違いが生じることがあります。作業前に「思い出の品は写真に残して処分する」「贈答品や高価な物は一度家族に確認する」といった基準を共有しておくと、当日の判断がスムーズになり、後々のトラブルも防げます。
大量の家具や家電はどう処分する?
自治体の粗大ごみを利用する
比較的軽く運び出しやすい物は、自治体の粗大ごみ収集を使うと数百円〜千円程度の低コストで処分できます。当社が対応した事例でも、お客様自身で片付けを進める中で布団やカラーボックスは自治体の収集を利用しており、運べる物は自治体、運べない物だけを業者へ依頼するという使い分けが実際に行われていました。
家電リサイクル法の対象品は適切な方法で処分する
エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目は家電リサイクル法の対象となっており、自治体の粗大ごみとして出すことができません。購入店やリサイクル券を扱う指定引取場所への持ち込み、または一般廃棄物収集運搬業の許可を持つ回収業者への依頼が必要になります。
まだ使える家具や家電は買取を検討する
製造から年数が浅く動作に問題のない家電は、処分するのではなく買取に回すことで費用負担を抑えられます。当社が対応した4LDK一軒家の事例では、スタッフ3名で約5時間かけて2tトラック約2台分を回収する中、購入から約2年の冷蔵庫と洗濯機の動作を確認したところ再使用できる状態だったため買取・リユースに回しました。合計18,000円の買取額を作業料金から差し引くことで、お客様の費用負担を抑えた事例です。
まとめて処分したい場合は不用品回収を利用する
幅約120cmの大型タンスや3人掛けソファのように重量があり、階段や玄関から一人で搬出できない家具は、自治体回収では対応しきれません。当社が対応した事例では、こうした大型家具2点とダンボール5箱をスタッフ2名で回収し、作業時間は約50分で完了しています。家全体をすべて業者に任せるのではなく、自力で運べる物は自治体、運べない大型家具だけを回収業者へ依頼することで、回収量そのものを抑えることも可能です。
不用品回収を利用した方がよいケース

家具や家電の量が多い
エコマックス埼玉が2026年に対応した実家の片付け30件を確認したところ、24件、80.0%で大型家具や家電を含むまとまった回収が必要でした。家具や家電だけでなく、衣類や生活雑貨まで一緒に残っているケースも多く、品目ごとに処分先を分けるより一軒分をまとめて整理したいという依頼につながっています。
遠方の実家を短期間で片付けたい
同じ集計の中では、11件、36.7%が遠方からの依頼や限られた帰省日程の中で片付けを進めたいケースでした。自治体の粗大ごみ収集のように収集日を待つ余裕がない場合、滞在中の限られた時間で一気に片付けられる不用品回収は選びやすい方法になります。
階段や狭い通路から搬出する必要がある
古い一軒家では玄関までの通路が狭かったり、2階に大型家具が置かれていて階段を使わないと搬出できなかったりすることがあります。こうした現場では家具の解体や複数名での搬出作業が必要になるため、個人で運び出すより搬出のノウハウを持つ業者に任せたほうが建物を傷つけるリスクを抑えられます。
高齢の家族だけでは運び出せない
実家に住む家族が高齢で、重い家具や家電を持ち上げる作業自体が難しいケースも少なくありません。無理に運び出そうとして転倒や怪我につながる前に、搬出作業を業者へ任せることで家族の負担を減らせます。
退去や売却まで時間がない
同じ30件のうち、12件、40.0%が売却・退去・物件の引き渡しなど期限が決まっている依頼でした。エコマックス埼玉ではスケジュールに空きがあれば最短即日の対応が可能なため、引き渡し日が迫っている状況でもご相談いただけます。
実家の片付け費用を抑えるには?

売れるものを先に分けておく
当社で1LDKのお部屋を片付けた際、最初の見積もりでは家具や家電を合わせて約5㎥になる見込みだったため、1〜2tトラックを使用する「安心パック」の54,800円前後でご案内していました。その後、処分予定だったソファと収納家具を知人へ譲るとご連絡いただき、回収量が約3㎥に収まったため1tトラックの「標準パック」へ変更しています。結果として料金の目安は54,800円前後から34,800円前後となり、約20,000円抑えることができました。処分前に売却や譲渡の可能性を確認しておくだけで、回収量そのものを減らせる場合があります。
複数の料金プランを確認する
不用品回収業者の多くは荷物量に応じた積み放題プランを用意しており、当社の場合はカゴ車1台の「片付けパック」9,800円前後から、1tトラックの「標準パック」34,800円前後、1〜2tトラックの「安心パック」54,800円前後まで段階的に選べます。見積もり時点で自分の荷物量がどのプランに該当するかを確認しておくと、想定外の金額になるのを防げます。
追加料金が発生する条件を事前に確認する
別の事例では、当初は約3㎥の回収予定で「標準パック」34,800円前後の見積もりでしたが、回収日前に依頼していた別の買取業者から大型家具を「買取できない」と言われ、当社での回収に追加したいとご相談がありました。荷物量が約3㎥から5㎥近くまで増えたため「安心パック」へ変更となり、料金は54,800円前後に変わっています。これは作業当日に突然追加料金を請求したケースではなく、見積もり後にお客様から追加依頼があり、増えた荷物量を確認したうえで新しい料金をご案内した事例です。どのような場合に料金が変わるのか、見積もり時点で確認しておくと当日の認識のズレを防げます。
買取できるものは処分せず査定する

比較的新しい家電
製造から数年以内の家電は、処分するより先に買取査定に出したほうが費用面で有利になることがあります。当社では、引っ越しに伴って不要になったハイセンスジャパン製ルームエアコン「OB-HA22BK1-W」(2026年5月3日査定)を9,000円で買取した実績があります。2025年製の冷房能力2.2kWモデルで、室内機・室外機ともに目立つ傷やへこみが少なく、リモコンも付属し冷房・暖房の動作にも問題がなかったことから9,000円の査定となりました。エアコンは処分する場合に取り外しや運搬の手間がかかりますが、年式が新しく正常に使用できる製品であれば買取できることがあります。
テレビの買取事例もあります。TCL製32型液晶テレビ「32S5400」(2026年7月25日査定)を7,000円で買取しました。2024年製で液晶画面に目立つ傷や割れがなく、映像や本体フレーム、スタンドの状態も良好で、中古市場でも扱いやすい32型という点を含めて査定しています。テレビは家電リサイクル法の対象となるためリサイクル料金や運搬費用がかかりますが、この事例では買取金額の7,000円を回収作業費用から差し引くことで、お客様の実質的な負担を抑えることができました。
ブランド家具や状態のよい家具
有名メーカーの家具や、傷・汚れが少なく使用感の少ない家具は、リサイクルショップや中古家具の買取業者で値段がつきやすい対象です。実家に置かれたまま使われていない食器棚やダイニングセットでも、ブランドや状態次第では査定の対象になるため、処分を決める前に一度確認しておく価値があります。
趣味用品・工具・オーディオなど
楽器やカメラ、工具類、オーディオ機器といった趣味用品は、一般的な家具・家電よりも専門的な買取需要があるジャンルです。使われないまま実家に残っていることも多く、状態や付属品が揃っていれば買取対象になることがあるため、まとめて処分する前に品目ごとに確認しておくとよいでしょう。
買取と回収を同時に依頼すると片付けやすい
上記のエアコンやテレビの事例のように、買取金額を回収作業の費用から差し引く形で対応してもらえると、片付け全体の負担を抑えながら一度の作業で完結させられます。査定と回収を別々に手配するより、同時に依頼したほうがスケジュールの調整も少なく済みます。
実家の片付けでよくある質問
家の中に物が残ったままでも依頼できますか?
物が残ったままでも依頼できます。仕分けが済んでいない場合も、スタッフが現地で確認しながら回収を進めます。
大型家具だけでも回収してもらえますか?
タンスやソファなど大型家具だけの回収も可能です。運び出しが難しい家具だけを依頼することもできます。
冷蔵庫や洗濯機も回収できますか?
冷蔵庫や洗濯機も回収できます。年式や状態によっては買取できる場合もあります。
遠方に住んでいても実家の片付けを依頼できますか?
遠方からでも依頼できます。電話やLINE、写真などで見積もりや日程の相談を進めることが可能です。
買取できるものがあれば回収費用から差し引けますか?
買取金額を回収費用から差し引くことができます。家電や家具に査定額が付けば、片付け費用を抑えられます。
一軒家を丸ごと片付けることもできますか?
一軒家まるごとの片付けにも対応しています。荷物量に合わせてスタッフ数やトラックを調整し、まとめて回収できます。
実家の片付けはエコマックス埼玉へご相談ください
実家の片付けは、家具家電の量や、残す・売る・処分など、仕分けの進み具合で、作業のスムーズさや費用が変わってきます。搬出が難しい大型家具だけを依頼したり、買取できる物とあわせて回収したりと、状況に応じた組み合わせ方ができるのもポイントです。
エコマックス埼玉では、一軒家まるごとの片付けから大型家具のみの回収、買取とあわせた対応まで、荷物量や状況に合わせてご相談いただけます。遠方からのご依頼や期限が決まっている片付けにも対応していますので、まずは回収したい品目や現在の状況をお聞かせください。
